過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
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545:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 21:15:22.86 ID:ddEucSjg0
 ジョジョはその手にブラフォードから託されたLUCK(幸運)とPLUCK(勇気)の剣を握る。

ジョセフ「行くぜ……波紋を流したこの剣でオメーをぶった斬る!」

ディオ「無駄無駄無駄…」

ジョセフ「おぉぉぉぉぉおおお!!!!」

 雄叫びと共に、ジョジョは大きく振り上げた剣をディオの脳天目掛けて振り下ろす。
 ディオは後方に向かって跳躍し、くるりと宙返りをする余裕まで見せてその一撃を回避した。

ディオ「遅い遅い、スロウ過ぎて欠伸が出るぞジョジョォォオオオオ!!」

ジョセフ「野郎、ちょこまかと!」

 ジョジョはディオの首目掛けて水平に剣を振る。

ディオ「ふん!」

 ディオは今度は回避せず、無造作に腕を刃の横っ腹に叩き付けた。

ジョセフ「くお…!」ビリビリ…!

 幸い刀身が折れることはなかったが、凄まじい衝撃で吹き飛びそうになった剣の柄をジョジョはしっかりと握りなおす。

ディオ「無駄無駄無駄ァーーッ!! 既に格付けは済んだと言ったはずだ! 先ほどの崖でのやり取りで貴様の動きは見切っている!!」

 三度振るわれるジョジョの剣。
 ディオの目にはその軌道がスローモーションで再生しているようにはっきりと見えている。

ディオ「動きがすっとろいぞウスノロが! その剣を振りぬいた時、落ちているのは貴様の首だッ!!」

 剣の軌道を潜り、カウンターでジョジョの首目掛けて手刀を繰り出そうとしたその刹那。
 ジョジョがニヤリと笑うのをディオの目は捉えた。

ディオ「何ィッ!?」

 突如としてジョジョの剣のスピードが上がった。
 見えていたはずの剣の軌道は影となり、その姿をディオは見失う。

ディオ「ぐ、お、お!!」

 ディオは咄嗟に回避行動に移る。
 最初にそうしたように後方に飛び、ジョジョから距離を取ろうとする。
 カァーン、とジョジョの剣が床を叩いた。
 再び開く両者の距離。
 その真ん中で、くるくると宙を舞う物体があった。


 ―――ディオの右腕、その肘から先である。




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