過去ログ - ジョセフ「お前がディオ・ブランドーか」ディオ「そういう君は
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[saga]
2013/12/31(火) 21:40:52.15 ID:ddEucSjg0
時はほんの少し遡り―――ジョジョ達が風の騎士たちの町(ウインドナイツ・ロット)で楽しい宴を過ごしていた夜。
つまり、ディオ・ブランドーがこの世を去った夜。
一人の少女がふらふらと当て所なく夜道を歩いていた。
少女がその胸に掻き抱いているのはディオの右腕―――その肘から先だった。
「あ、う、ふ…うぅ〜…! ディオ様……ディオ様……!!」
少女の目からは止めどなく大粒の涙が零れ落ちている。
彼女はディオの館に監禁されていた少女のうちの一人であった。
しかし彼女は他の少女とは決定的に異なっている点があった。
平たく言えば彼女はディオに心酔していた。
だからジョジョ達が館で生存者を探しているときはその身を隠したし。
ジョジョ達の目を盗んでディオの腕を回収し、館から逃れた。
彼女は人間というものに絶望していた。
だから、人を超越したディオという存在に憧れた。
人間社会を滅ぼさんと行動するディオを希望とすら感じていた。
「よくも…よくも……!! ジョセフ・ジョースターめ……!!」
少女の背後で人型の何かがゆらりと揺らぐ。
これが、彼女が人間に絶望していた理由。
生まれつき奇妙な影をその背後に従えていた少女は、生まれ故郷において占い師に『悪魔憑き』と診断され、周囲から忌み嫌われていた。
虐待され、人としての尊厳を踏みにじられて生きてきた。
がぶり、と少女はディオの右腕に歯を立てる。
「はむ、ぐ、んぐ……」
その血を飲み下し、その肉を租借し、その骨を噛み砕く。
やがて綺麗さっぱりディオの腕を平らげた少女は、愛おしげに自らの下腹部を撫でた。
「根絶やしにしてやる……ジョースターの一族は、皆殺しにしてやる……!!」
――――これは全くの余談であるが、少女の背後に聳え立っていた影は後世において『スタンド』と称される物に相違なく。
またその『スタンド』には、対象の遺伝子を取り入れ、特性を受け継いだ『子』を生み出すといった能力を持つものもあったのだとか。
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