過去ログ - 勇者「暇でござる」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 12:34:48.95 ID:UmoDfmBH0

 狼狽する勇者に国王は打って変わって笑みを浮かべる。

国王「ところで、勇者殿は独り身ですかな?」

勇者「あ、ああ・・だからなんだと言うんだ」

国王「ワシには一人娘のローラいう年頃の娘がおりましてな、
   そりゃぁ、亡き母に似て可愛い娘でしてな」

勇者「ローラ姫って、この写真のか?」

 魔法使いから受け取った写真を取り出して国王に見せると
国王は嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。

国王「おお!すでに写真までお持ちとは
   娘も勇者どのも年頃、いかがですかな?」

勇者「いかがって・・まさか?」

国王「おぉっと、そんな話はローラを救出してからじゃったな
   実はですな、勇者どのローラは憎き竜王の手によって
   浚われて、沼池の洞窟に捕えられておりましてな」

国王「なに、竜王の城までの通り道ではありますし、
   手間をおかけする事ではないですし、ちょっと助け出しては
   いただけませんかな」

 国王は手元の鍵(入り口の扉の鍵のようだ)を弄び、ニヤニヤしながら
勇者の様子を伺う。

国王「魔王退治に向かう勇者様には、激励の品として
   いくつかの贈り物をさせていただきますが・・」



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