100: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/17(火) 22:39:57.74 ID:KwFoDQjV0
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そのまま直帰するため、鞄の類は全部持って、あたしたちは件の『進めない門』へと向かっていた。町はずれの屋敷。あたしも場所だけは知っている。確か、大きくて古い日本家屋があったはずだ。
オカルト好きの間ではそこそこ有名なのに、どうしてさほど話題になっていないのか。それもまた怪しい。まるで何らかの力が働いているかのようじゃないか。
例えば、宇宙人とか。
腕章「それにしても、あんたはどうしてここに」
後輩「いや、前から気になってはいたんですよ。けど、どうにも気がむかなくって」
後輩「こないだです。道に迷ったら偶然この辺に出て。だから」
怪我の功名と言うやつか。
腕章「で、どうだった」
後輩「やっぱり戻されました」
信じられない、と言う風に後輩は言った。
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