過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
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13: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/17(土) 01:34:13.46 ID:rlBAIpqg0

少女「で、私の能力……有言実行、ですか? これの効果って、」

 めぎめぎめぎめぎごりごりがっしゃん

 と、私の家の壁を突き破って、何かが。

 漆喰やコンクリ片やガラスや壁紙や夜の冷たい空気が。

 私に向かって突っ込んでくる――突っ込んで来た!?

 同時に何かが伸びてくる。大音響に耳をやられながら、勢いに足を取られながら、後ろに転がりながら、私はそれでも突っ込んでくるそれらの元凶を捉えようと眼だけは決して閉じない。

 赤いブルマと白いスニーカーが、蛍光灯の光に映えていました。
 時代錯誤すぎるそれを身に着けているのは一人の女の子。ポニーテール。体操服。羽織っているのは臙脂色のジャージ。胸元には大きく名前の刺繍。
 何を考えてるんでしょうか、今、時刻は日付変わりかけてるんですけど?

??「あっはー!」

??「やべってこれ! やべってこれ! やりすぎっしょあたし!」

 ようやく宙を舞っていた漆喰やコンクリ片やガラスや壁紙や夜の冷たい空気が部屋の中へと落下する。奇跡的に私は無傷で、だけど息ができない。全然大丈夫じゃない。



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