96: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/09/17(火) 22:36:45.35 ID:KwFoDQjV0
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後輩「先輩先輩せんぱーい!」
新聞部の部室を開ければ、大声ととも後輩が突進してきた。ポニーテールがぴょこぴょこ跳ねる。全くいつもどおりうるさくてかわいい後輩だ。そして我が新聞部唯一の部員でもある。
いや、幽霊部員ならたくさんいるので、彼女が唯一というには語弊がある。幽霊部員の対義語……生存部員? 人間部員? どちらもクリティカルじゃない気がするけど。
とにかく、いまこの新聞部を回しているのは、あたしと後輩の二人だけ。気は楽ではある。たまに手が足りないくらいで。
後輩「どうでしたどうでした!? 部長会議」
後輩はやたらめったらに言葉を繰り返す癖がある。慌てているのではなく単純に好奇心が旺盛なだけなのだ。そしてそれは、報道に携わる者として何物にも代えがたい才能であるとあたしは思う。
小さく「まぁ、ね」と唇を湿らせ、大した進展もなければ後退もなかったことを伝えた。我が新聞部は存続し、例年通りに部費も降りる。
後輩もどうやら気になっていたようだ。安堵の表情であたしよりもある胸を撫で下ろし、すぐに眼を見開く。
後輩「じゃ、じゃ、安心したところでフィールドワークにいきましょうよ!」
腕章「フィールドワーク? あてはあるの?」
今日はフィールドワーク――調査も取材も予定がない。だのに後輩がこう言いだすということは、恐らく新しいネタを掴んだのだ。もしくは興味ある出来事が。
後輩「都市伝説ですよ、都市伝説!」
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