過去ログ - 魔法使い「私は、……死神なんだ」
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1:1 ◆ojEjwEh.2s
2013/08/17(土) 11:23:01.73 ID:7TcrObCB0
――海の見える丘――
魔法使い(うう……、お腹すいた……)
魔法使い(頭がボーっとする……。やっと、[ピーーー]るのかな……)
魔法使い(そっか、死ぬってこんな感じなんだ……。みんな……、ごめん、ね……)
* * *
??? 「おーい、そこのカワイ子ちゃん! 大丈夫!?」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 11:28:02.47 ID:wsrSek4Lo
sagaーメール欄にいれたらいいよ
3:1 ◆ojEjwEh.2s
2013/08/17(土) 11:30:47.31 ID:7TcrObCB0
魔法使い「……ん」
??? 「目が覚めたようですね。まずは温かいスープでも……、飲めますか?」
魔法使い「く、ください!」
4:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:31:51.22 ID:7TcrObCB0
>>2
ありがと、そうするわ
勇者「お、目が覚めたのか。よかった」
5:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:32:46.49 ID:7TcrObCB0
勇者「魔王……を? 君が一人で?」
魔法使い「はい。一人じゃないといけないんです」
僧侶「そんな……、無茶ですよ!」
6:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:33:40.79 ID:7TcrObCB0
僧侶「……眠ったようです」
勇者「ありがとう、僧侶。それにしても、さっきは君らしくなかったな、剣士」
剣士「ああ、いや。あのままだと魔法使いちゃん、オレたちに聞かれたくないことまで口走っちゃうんじゃないかと思ってさ」
7:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:34:26.46 ID:7TcrObCB0
勇者「あと正直、『死神』っていうのが何なのか分からなくて、気味が悪いんだ」
剣士「あー、それね……。それはオレも気になるんだけど……。まあ仮に魔法使いちゃんがアチラさんの陣営でも、簡単に寝首かかれるような真似はしてやんないよ」
僧侶「私も今回は、剣士さんに賛成です。勇者一行である私たちが見捨てたとあれば、彼女の味方はもういなくなってしまうでしょう。せめて魔法使いさんの気持ちが落ち着くまででも……」
8:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:35:34.59 ID:7TcrObCB0
――翌朝――
僧侶「おはようございます、魔法使いさん」
魔法使い「……! そ、僧侶さん……、おはようございます」
9:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:36:41.92 ID:7TcrObCB0
勇者「君を助けるために使った上級薬1つ。気付け薬1つ。お粥に入れたハーブ数種、卵、米。それに宿代と今日の朝食代。締めて2480ゴールド」
魔法使い「え? ……え?」
勇者「僕たちもそこまでお金に余裕がある訳じゃないから払ってほしいんだけど……」
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