過去ログ - 魔法使い「私は、……死神なんだ」
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12:1 ◆ojEjwEh.2s[sage]
2013/08/17(土) 11:41:58.85 ID:7TcrObCB0
勇者「じゃあ今日はここで野営にしようか」
僧侶「そうですね」
剣士「魔法使いちゃんのおかげで予想以上に進めたよ!」
魔法使い「いえ、そんなこと……」
勇者「剣士の言う通りだよ。いい戦力が入ってくれてよかった」
魔法使い「えっと……あの、ありがとうございます」
剣士「ねー魔法使いちゃん、勇者の言うことだと素直に聞くのー? 勇者ずるーい」
僧侶「言葉の重みというものがありましてね、剣士さん」
勇者「まあ、それはさておき……。魔法使いさんにこれからの旅の予定を説明しておこう」
魔法使い「はいっ」
勇者「残念ながら僕たちは、魔王城に直行はできない。まだまだ力不足だし、それに何より探さないといけないものがある」
魔法使い「それは……?」
勇者「剣と玉だ。勇者だけが扱えると言われている、稲妻の剣と火輪の玉」
魔法使い「剣と、玉……。それはどこに?」
勇者「わからないんだ。そもそも伝説に謳われているだけで、存在すら定かじゃない」
魔法使い「それって……見つかるのですか?」
勇者「見つけてみせるよ。勇者である僕が見つけ出さなきゃ、剣も玉も永遠に眠ったままなんだ。……あ」
魔法使い「どうしたんですか?」
勇者「いや、何でもないよ。……ごめんね」
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