過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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13: ◆tsGpSwX8mo[sage]
2013/08/18(日) 16:22:57.67 ID:NbD7QJk2o
「準備ガ完了イタシマシタ。コレヨリ時空転送ヲ開始シマス」

時空転送機の外にたつロボットが片言で告げる。

それをみて、アヤは鼻で笑った。

アヤは内心、自分より性能の悪いロボットも見下していた。

性能の悪いロボットには、頭の悪いコンピューターでただ、命令されたことを実行するしか能がない。

その点、最近バージョンアップしたアヤには高性能なコンピューターが備わっている。だから、アヤは人間のように、物事を考えたりできるのだ。

自分は他のやつとは違う。

アヤがそう考えるのは、ロボット達の母、『A.I』を誰よりも愛しているからだ。

自分は他のロボットより愛されている。

自分は他のやつらよりも有能だ。

だから、『A.I』はアタイに知能を、感情をくれた。

今回の指令について、アヤは腹立たしいと思う反面、嬉しいとも思った。

『A.I 』は、アタイを信頼しているからこそ、アタイに大石泉を連れ戻せと命令したのだ。



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