過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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◆6osdZ663So
[sage saga]
2013/08/19(月) 10:20:05.46 ID:FcVl7zNgo
その日の仕事と、調査を終えて、
人としての仮の住まいに、帰ろうとした彼女の元に、
知らない番号から電話が掛かってきた。
「会社のロビーで待ってます。」とただ一言だけ残して、
ブチ切って来た勝手な電話の内容に、イラつきはしたが、
パターン化していた日常に訪れた些細な変化に、
退屈を吹き飛ばせる何かを期待しながら、電話の指示に付き合うことにした。
指定の場所には一人の女性が居た。
もう遅い時間であり、社内に残っている人間が少なかったためか、
その時ロビーには、彼女達の他に誰も居なかった。
女性「こんばんは、はじめましてー」
女性「あ、これ美味しいから是非食べてみてっ!」
チナミ「なにこれ。」
チナミの質問に、よくぞ聞いてくれましたとばかりの顔をして、彼女は答えた。
女性「和歌山の梅干だよっ!特産物!味に文句なし!私的にっ!」
出会ってすぐに梅干を押し付けられた。
チナミ「いらないわ。」
梅干を返して、そそくさと帰ろうとする。
女性「あっ!ストップ!ストップ!待って!」
女性「”利用派”のチナミさんに御用があるんですよっ!」
その言葉が無ければ本当に帰ってしまうところだった。
振り返って、問いかける。
チナミ「あなた・・・・・・何者?」
女性「私は櫻井財閥の『エージェント』です!」
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