過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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◆6osdZ663So
[sage saga]
2013/09/11(水) 15:36:10.39 ID:dS1w28P/o
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祟り場の薄暗い通り道では、
大戌に跨り、犬の面を被った女性が、
数体の妖怪たちを引き連れて、見回りをしていた。
聖來「ふぅ、この辺りはもう安全かな?」
犬頭壱「流石は姫様。悪しき妖怪達を次々と打ち倒すその姿、実に華麗でございます。」
聖來「その姫様って言うのそろそろやめない?」
犬頭弐「ご不満でございますか?」
聖來「うーん、悪い気はしないけれど、ちょっとむず痒いって言うか。」
犬頭参「でも姫様は姫様だワンっ!」
聖來「はぁ・・・・・・アタシが君達を率いてるのは、この祟り場の間だけなんだからね。」
犬頭壱「了解しております、姫様。」
祟り場の収束のため活動している巫女達が通りそうなルート。
あるいは、札を貼るべき場所となりそうな地点。
そう言った箇所を、彼女たちが来る前に事前に回り、
見つけた悪行妖怪を説得あるいは退治する。
それが聖來と犬頭達が、自主的に行っている活動である。
犬頭弐「先の剣舞のおかげで、いくらかの協力者が得られたとは言え、いささか面倒な作業ではございますな。」
犬頭壱「巫女達を直接護衛できるのであれば楽だったのですが・・・・・・。」
聖來「仕方ないよ。これだけの妖怪達が集まって近づいたら、変に警戒させちゃうかもしれないからね。」
聖來「影ながら、しっかり支えてあげるのが一番いいはず。」
犬頭参「素晴らしいお気遣いだワンっ!!」
聖來(・・・・・・何言ってもよいしょされる気がする。)
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