過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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855: ◆zvY2y1UzWw[saga sage]
2013/09/16(月) 20:28:02.62 ID:+0+Iwxnu0
そんな様子をみて何とも言えず頭をかきながら涼は歌鈴に話しかけた。

「あー…話し戻すけどさ、その符？とかいう紙を貼って行けばいいのか？」

「はい！」

「どんな感じで貼ればいい？具体的に言ってくれれば力になれるかもしれない。」

「えっと…大体…符は一定の間隔で貼ってるんですが、瘴気は不安定な濃度なので…時々は多めに貼ったりしてます。」

「そうか…あのさ、アタシって物を動かせる能力者なんだ。能力の範囲とかは詳しくは知らないけど、その符…使っていいか？」

「はっ！そうだね、涼さんの能力があれば効率アップだよ！」

「…そういう事なら…どうぞ。」

歌鈴から取りあえず数枚の符を受け取り、能力を使用する。

『祟り場を清める為の場所へ貼りつけ！』

たちまち符が光を纏い、飛んでいった。

「符をあんなに遠くまで飛ばすなんて…」

「…精密な動作はできないから、あまり期待はするなよ？その浄化できる範囲も正確に把握して無いから隙間を埋めるようにしないと…」

少し思案する涼に、後ろからあずきと仁奈が抱き着いて笑う。

「でもこれで作業効率は段違いだね！」

「楽ちんになったですよー！」

「ｸﾙｯﾎﾟｰ！」（よかったな、仁奈！）

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