過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/18(日) 22:11:56.52 ID:CliK6Y6q0
そんな今日も弁当を貰った俺は雪ノ下と奉仕部の部室にいた。
「比企谷君。」
「ん、なんだ?」
「今日も川崎さんのお弁当?」
「ああ、そうだが。」
「なぜ川崎さんと一緒に食べないの?」
「いや、あいつ昼休みすぐにいなくなるんだよ。俺は昼休み入ったらトイレ行きたい人だから完全に見失うんだ。」
「そう・・・。つまり相変わらず川崎さんと付き合っているわけではないのね。」
「どうしてそうなった・・・。まあ、そうだな。あいつと付き合うとか想像つかん。」
「ひ、比企谷君に想像できる相手はいるのかしら。」
「ああ、いるぞ。俺は想像力豊かだからな。」
「じゃ、じゃあ・・・ぐ、具体的に・・・その・・・誰となら想像できるのかしら・・・。」
「そうだな。まずは戸塚だな。戸塚ならきっと」
「そのあたりでいいわ。やめなさい。」
「まだほとんど何も言ってないんだが・・・」
戸塚と付き合ったらきっと俺の人生はバラ色に違いない。
なんで戸塚男なんだよ・・・。神様いじわるすぎるだろ・・・。
朝起きたら戸塚が女になってたりしないだろうか・・・。
「その・・・ほ、他には誰かいるのかしら?」
「他か・・・そうだな・・・。」
俺は少し考える。思い浮かんだのは雪ノ下と由比ヶ浜。
というよりこの二人くらいしかまともに話す女子いないんだよな。
小町は妹だし平塚先生は女子じゃないし。
「そうだな、お前とか。」
由比ヶ浜の名前をここで出すと「あなた由比ヶ浜さんのことをそんな目で見ていたの?」とかすごい罵られる気がした。
だったらそこにいる雪ノ下の方が安全だろうと予想する。どちらにしても罵られそうだが。
「比企谷君は・・・私のことをそういう目で見ているのかしら・・・。」
あ、やっぱりそうですよね。罵られますよね。覚悟してました。
よし、今からドMになろう。ドMになればどんな罵りも平気。
「いや、まぁ・・・その・・・お前と付き合えたら、なんてこと考えるやつはいっぱいいるんじゃないのか?それに・・・」
お前なら想像しやすい。そう続けようとしたところで・・・
「そ、そう・・・。」
雪ノ下から返事が来た。あれ、罵られない。
どうした雪ノ下。何か顔赤いし。熱でもあるのか。
「なあ、雪ノ下。お前顔赤いぞ。熱でもあるのか。」
「な、ないわ。ちょっと暑いだけよ・・・。」
「そ、そうか・・・」
実際、雪ノ下と付き合ったら俺は尻に敷かれるだろう。目に見えている。
まあ顔を踏まれるとかに比べたら尻に敷かれるくらいかわいいものだろう。
それに雪ノ下となら付き合っても特別何か変わるような気がしない。
だから雪ノ下とのことを想像するのが一番簡単だった。



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