過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 20:45:54.69 ID:L1PDxPDc0
戸塚が名前を書く。その場所は・・・。
廊下側一番後ろ。
おい、なにやってんだよ!なんでよりによって真逆なんだよ!
一番遠いところじゃないか!次の席替えいつだろう・・・。
席替えが終わるまで、俺は拗ねていた。
「じゃあ、席替え終わります。みんな移動してください!」
HR委員長がそう声をかけるとみんな立ち上がり移動し始めた。

俺が新しい席に着く。隣にやってきたのは・・・
「あんたが隣か・・・」
川崎沙希だった。
「なんだよ、文句あるか。」
「いや、それなりに話せるやつで助かったよ。」
川崎からは耳を疑うような言葉が返ってきた。
俺が・・・隣で・・・助かった?
そんなこと生まれて初めて言われたぞ。
俺が隣で死んだとか言い出すやつはいたけど。
「そ、そうか・・・」
あっぶね、そんなこと初めて言われたからちょっと好きになりかけたぞ。
しかし、川崎が隣になって助かったのは俺もだった。
隣同士でペア組んでやれとかいうタイプの授業でも隣が川崎のおかげで普通に過ごすことができた。
いつもなら最初に睨まれて何もできないまま終わるからな。本当に助かった。
これで授業で怒られることもない。
そして席替えで隣になってからというもの、休み時間や予備校でも川崎と話す機会が多くなった。
学校では戸塚がたまにやってくるが予備校は知り合いが川崎しかいないので川崎と一緒にいることがほとんどになった。



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