過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/21(水) 20:14:04.17 ID:O/uCvfqt0
会計を済ませ、店を出る。
その後は店に入って良さそうなのがあれば試着して、俺が似合う似合わないを判断し買うという流れだった。特に似合わない服がなかった為ほとんど買っていたが・・・
「なあ、お前そんなに買って大丈夫なのか?」
「まあ、全部1000円しないやつだし。」
「え、そうなの?」
「うん、あんまり高いの買えないし。あと悪いね。全部持ってもらって・・・」
「なに、こういうのは男の仕事だ。気にすんな。」
「う、うん・・・」
「それにしてもお前・・・結構家庭的だよな。」
「な、なに急に!?」
「いや、料理は上手いし裁縫はできるし金使い荒くないし。」
「そ、それくらい普通・・・」
「それが普通じゃないんだよ。俺の知り合いにはそんなやつ雪ノ下しか知らん。」
「あんた・・・あたしの他に女子の知り合い何人いるの?」
「両手で数えられるくらいは・・・まず小町。後は・・・雪ノ下、由比ヶ浜、平塚先生・・・は女子じゃないから違うな。あとは・・・雪ノ下姉・・・は一応ありとして・・・海老名さん、三浦、城廻先輩・・・あと誰かいたかな。」
「真っ先に妹の名前が出てくるとかほんとにシスコンだな。」
「じゃあお前も男子の知り合い数えろよ。」
「そうだな・・・大志、お前・・・あと誰かいたかな。」
「お前・・・俺より重症じゃないか。このブラコン。」
「しょうがないだろ・・・。普段学校で話す男子とかあんた以外いないんだし。」
「あれは、葉山は?お前がバイトしてる時に葉山お前のとこ行っただろ。」
「そうだっけ?全然覚えてない・・・」
「そうですか・・・。」
「なぁ、昼はどうする?そろそろ飲食店も空いてきたところだけど・・・」
時刻は2時を過ぎたところ。混雑している飲食店もそれなりに空いてくる時間である。
「そうだな・・・お前何か食いたいものあるか?」
「その・・・笑うなよ・・・?」
「え、なに。そんな変なもの食べたいの?」
笑うなよと言われると変なものとしか考えられない。
「い、いや・・・普通・・・むしろ定番なんだけど・・・」
「まあ、言ってみろよ。笑わない自信はないけどな。」
「・・・ム・・・ス。」
「え、何?もっと大きな声で喋れよ。」
「お・・・」
「お?」
「オムライス!」
川崎は顔を赤くしてそう言った。そして言った瞬間恥ずかしいのか下を向いた。
「ああ、オムライスか。普通じゃん。なんで笑うなよとか言うんだよ。」
「だって・・・子供っぽいし・・・」
「そうか?オムライスは大人も子供も大好きな食べ物だろ。」
「で、でも私のイメージとは合わないんじゃないか・・・?」
「まあ、それはそうかもしれんが・・・それがどうした。イメージなんか関係ないだろ。周り気にする方がお前らしくないぞ。」
「そ、そう・・・。」
「じゃあ、行こうぜ。オムライス食いに。」



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