過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/25(日) 02:40:55.41 ID:6C841I8E0
時は流れ、12月24日。
世間一般ではクリスマスイヴとか言ってリア充が元気になる日だ。
しかし、そんな日でも平日であれば学校はある。
まぁ、今日は終業式だから学校は午前で終わるのだが・・・。
午前で終わってラッキー、早く帰れると思っていたらクリスマス一週間前に由比ヶ浜がカラオケパーティーとか言い出していた。
参加する気なんて全くなかったのだが・・・戸塚が来ると聞いた瞬間俺は手の平を返した。
「由比ヶ浜、結局今日は誰が来るんだ?」
「えっとねー、私とヒッキーの他はゆきのん、さいちゃん、小町ちゃんの予定だけど・・・。」
終業式も終わり、俺と由比ヶ浜は二人で奉仕部の部室に向かう。
由比ヶ浜のことだから、いつもの様に三浦とかと話してから来るのかと思ったら今日は真っ直ぐ行くようだ。
「よし、あいつはいないんだな。」
「え、あいつって?」
「いや、良いんだ。あいつの名前を呼んではいけないんだ・・・。」
由比ヶ浜の誕生日会みたいに材木座が来たら・・・。
考えただけで恐ろしい。男同士のデュエットなんて俺は嫌なんだ。戸塚は別だけど。
「変なヒッキー・・・。」
由比ヶ浜は首を傾げる。

「やっはろー!」
由比ヶ浜が部室のドアを開ける。
「こんにちは。二人共。」
雪ノ下が既に中で待っていた。
「うっす。」
「比企谷君、今日は良かったのかしら。」
「え、何が?」
雪ノ下の言葉の意味が全くわからなかった。
「その・・・川崎さんとは・・・何もないの?」
「ゆ、ゆきのんっ!?」
「おい、なんでお前が慌ててんだよ。」
由比ヶ浜が急に慌てたので突っ込んでしまった。
なんでこいつが慌ててるんだよ。
「質問に答えなさい。比企谷君。」
「や・・・お前の質問の意味がいまいちわからないんだが・・・。」
「その・・・今日は川崎さんと出かけたりする予定とかはなかったの?」
「ないけど。まず俺あいつと出かけたことなんて1回しかないぞ。」
「え、そうなの!?本当に!?」
由比ヶ浜が急に入ってきた。
「ああ。本当だけど。別に二人で出かける理由もないし、予備校で会うし。わざわざ休みの日に会う必要もないだろ。」
「そっか・・・予備校では会うんだ・・・。」
「なぁ、そろそろ行かねえか?小町もそろそろ学校終わるだろうし。」
なんとなくこの空気が嫌だった。もうカラオケに行ってしまおう。そうすれば万事解決。
「あ、でもさいちゃん来てないし・・・。」
「戸塚ならさっきちょっと遅れて行くって言ってたぞ。」
「あ、そうなんだ。じゃあ行こっか。」



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