過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/25(日) 19:41:18.21 ID:6C841I8E0
「あ、八幡やっと帰ってきた。」
部屋に戻ると戸塚がそう言った。
なに、俺のこと待っててくれたの?感動して泣きそうになるんだけど。
「悪いな。ちょっとトイレ混んでて。」
川崎と電話してた。そうは言えなかった。
別に川崎に対して何かやましいことを考えているわけじゃない。
しかし、このカラオケの後、俺は川崎と会う。
変に詮索されるのが面倒くさいからだ。
それに・・・わざわざ言うことでもないだろう。
その後の約1時間はあっという間に過ぎた。
俺達は会計を済ませて外へ出る。
「やー、今日は楽しかったねー!」
店から出た瞬間、由比ヶ浜が満面の意味でそう言った。
「そうね・・・私も楽しかったわ。」
「そうですねー!小町もとても楽しかったです!」
「うん、僕も楽しかった!・・・ん、八幡どうしたの?」
「え、いや。この後どうするのかなって。帰る?」
「僕は帰るよ。家族でクリスマスパーティーあるし。」
「私もー。ママとパパ待ってるし。」
戸塚に続いて由比ヶ浜が言う。
「私は特に用事も無いし、帰るわ。」
「小町も両親が今日はいつもより早く帰ってきて3人で外食するって言ってたので帰ろうかと!」
「そうか。じゃあここで解散ってことで。」
みんな二次会とか言わなくて良かった。
ここで二次会とか言われたら俺は川崎に会うタイミングを完全に逃してしまう。
「ヒッキー家族からハブられてるのはノーコメントなんだ・・・。」
由比ヶ浜が残念そうに言った。
「もう慣れてるんだよ。毎年そうだ。俺が行かないって言ったら次の年から誘われなくなったよ。まあ、親父が2千円くれるからむしろ良いんだ。」
「そ、そっか・・・。」
「はい、じゃあ解散。」
俺が解散コールをするとみんなは別れの挨拶をし、それぞれの方向に帰り始める。
その場に残ったのは俺と小町だけだった。
「じゃあ、帰ろっかお兄ちゃん。」
「悪い。先帰っててくれ。俺は今から行くとこあるから。じゃ。」
「え、なに?どこ行くの?ってお兄ちゃん?お兄ちゃーん!」
小町が何か言っていたが気にしないことにした。
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