過去ログ - 席替えは時として、突然に新たな道を作る。
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/25(日) 22:48:05.70 ID:6C841I8E0
「あ、なんだよいきなり。」
「いいから。答えて。」
「・・・今から言うこと、誰にも言うなよ。あと、とりあえず座ろうぜ。」
「うん。」
立っていると疲れる。実際そろそろ疲れてきた。
俺達はベンチに座った。
「あー・・・雪ノ下に対して憧れはある。でもそれは恋じゃない。」
「なにそれ・・・。」
「雪ノ下雪乃っていう人間そのものに憧れてるんだよ。」
「よくわかんないけど・・・まあいいか。後、由比ヶ浜は?」
「由比ヶ浜か・・・。」
俺は一度空を見上げる。
「由比ヶ浜のことは、好きになりそうになったことは何度もある。」
「そう・・・。」
「でも、あいつは俺とは付き合っちゃいけないんだ。住む世界が違う。それに、俺があいつを好きでも、あいつは俺のこと好きにならないだろうし。」
「はぁ・・・」
川崎はがっかりしたようにため息をついた。
「え、なに?」
「いや、なんでもない。」
「お、おう・・・。」
「あのさ・・・私があんたに弁当あげてるのってなんでだと思う?」
「え?弁当作りすぎてるんだろ?」
「私がそんなに毎日毎日作りすぎると思ってるの?」
「だってお前・・・作りすぎたら持っていくって言ってただろ。」
「由比ヶ浜や雪ノ下が苦戦するわけだ・・・。」
「え、何の話だよ。」
「なんでもない・・・。あのさ、もう先に言うけど、私あんたのこと好きなんだよ。」



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