過去ログ - 少女「願いは叶いましたか――?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 21:11:49.19 ID:2BulAhMg0

僕には兄がいる。

とても優秀で人望も厚く、たいていのことは何でもできる――そんな人だったらしい。

――らしい。

なぜ「らしい」などという表現を用いたか、答えは簡単だ。

僕には、記憶がなかったのだ――。



「事件のショックによる一時的な記憶喪失」

医者は僕に向かってそういった。

その医者が言うには、僕の目の前で両親が殺されたらしい。

それもとてもひどい殺され方で。

犯人は誰なのか、捕まったのかと尋ねると医者は少し困った顔をして少し間を置いた後言った。

「犯人は君のお兄さんだ。もう捕まった」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 21:12:39.59 ID:2BulAhMg0

その後ニュースなどでこの事件が幾度もなく取り上げられた。

兄が優秀であることなどはそのニュースで知ったものだった。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 21:13:00.66 ID:Ju0f9kAO0
こういうミステリアスみたいなやつ好きよ
期待


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 21:13:13.04 ID:2BulAhMg0

声をかけてきたのは一人の少女だった。

どこか不思議な雰囲気を纏うそんな少女――彼女が僕に声をかけた。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 21:14:03.43 ID:2BulAhMg0

男「――っ!? なんでそれを――!!」

少女「アハハ、なんでだって? 言ったじゃないか、僕は何でも知ってるってさ」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/17(土) 21:14:53.29 ID:2BulAhMg0

それはいわゆるキスと呼ばれるもので。

しかし僕がそのキスの感覚を味わうことはなかった。

以下略



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