過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/18(日) 00:05:44.89 ID:ey/pC7+AO
〜117〜
白井「この世界の食蜂操祈の悪足掻きですわね。もう何をしようともあの類人猿には会えないと言うのに」
結標「ぷはっ!ごほっ!黒子!ちゃんと手繋いでて!ぐはっ!」
白井「はいはい。先ずはバタ足からですのよ息継ぎも出来ない淡希さん?ほらあんよが上手あんよが上手」
結標「貴女っ!ぶふぇ!上がったら覚悟しておきな、げほっ!」
花火大会後、温泉旅館に泊まったりキツネに化かされたりした数日後、わたくし達はプールに来ましたの。
理由は夏休みを満喫したいのもそうですが、彼女のかなづちを矯正する為ですのよ。目標は25メートル。
彼女の手を繋ぎながら泳ぎの練習をしている最中、ひょんなきっかけから出た話題が、先日の神隠し事件。
結標「………………」
白井「何してるんですの」
結標「黒子のおっぱい、あんなに揉んであげてるのにちっとも」
白井「〜〜〜〜〜〜」
結標「ごぼごぼごぼ」
誰の胸がビート板ですの。とりあえずまあ、淡希さんが本当に溺れてしまう前に上がるといたしましょう。
〜117.5〜
結標「それで?私達の能力であの二人を虚数学区にいる上条君にもう一度会わせたいですって?絶対に嫌」
白井「一刀両断!?」
結標「だって私あの二人が大嫌いだもの。優し過ぎる貴女と違ってそこまで面倒見きれないわ。お断りよ」
プールから上がった後、二人でシャワーを浴びている最中に白井が提案した事。それは未だに上条を……
引きずり続けている食蜂を『一人目』の上条に引き合わせてあげようと言うものだが結標はにべもない。
結標は白井と違って前の世界で半年以上も食蜂にこの世の地獄を見せられて来たのだ。だが白井もまた。
白井「あれだけボコボコにしておいて何ですが、あれはあれで可哀想なお方ですの。それで諦めが着けば」
結標「………………」
白井「わたくしが貴女を失った時、貴女がわたくしを喪った時思いませんでしたか?もう一度会いたいと」
この辺りで後顧の憂いを断とうという理性の面と、自分達も一度は同じ事を思った筈という感情の面から硬軟織り交ぜて説得し。
結標「――全く、貴女には敵わないわね黒子。だけど勘違いしないでちょうだい。あの子達の為じゃない」
可愛い恋人のお願いだから聞いてあげるのよ、と結標が折れた。
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