過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 22:23:07.26 ID:BX4MDBAAO
〜16〜

アニェーゼ「異教徒が攻め込んで来る!?どういう事なんです最大主教?!」

ルチア「アニェーゼ部隊応答なさい!シスター・アンジェレネ返事なさい!」

処刑塔最深部にまで響き渡る空爆の余波が収束するにつれて、地下牢に連なる回廊がにわかに騒然となる。
この爆撃により地上との連絡手段が途絶し、アニェーゼとルチアは通信用霊装にて情報収集に努めていた。
その時である。インデックスから御坂を移送しかつ乗り込んで来る勢力を迎え撃てとの命令が下ったのは。

アニェーゼ「だから私はあの時殺しちまうべきだと言ったんです!さあ!とっとと立ち上がれってんです!」

御坂「………………」

ルチア「いいえシスター・アニェーゼ。今殺しましょう。移送中の不幸な事故として。何なら私の手で――」

二人が向き直った先。精神病棟のような真っ白な牢獄にて拘束衣を着せられ床面に横たわる物言わぬ御坂。
数ヶ月に渡る幽閉により伸びた前髪が被さり目の色は窺えない。ルチアが車輪を振り上げたこの瞬間さえ。

ルチア「送って差し上げましょう。あの“悪魔”の居る地獄へ」

身動ぎ一つせず垂れた頭が、今まさに石榴のように弾けんと――

〜16.5〜

白井「どおりゃああああああああああああああああああああ!」

ルチア「!?」

得物を振りかぶったまさにその瞬間、眼帯をつけたルチアの右頬に深々と突き刺さるは、揃えられた爪先。

白井「お姉様!」

アニェーゼ「誰だ貴様等はァァァァァァァァァァァァァァァ!」

最深部に張り巡らせた結界を空間移動によって飛び越えて来た白井のドロップキックがルチアを蹴り飛ばし

アウレオルス「移動砲台を錬成!砲門は十!標的はシスター!」

白井が御坂を抱きかかえて離れるのと入れ違いにアウレオルスが突入し、結界を黄金錬成で粉砕すると――
魔術的要素により、行けども行けども出口にまで辿り着けない地下牢へ連なる無限回廊とアニェーゼ達を。

アニェーゼ「しまっ……」

アウレオルス「アーメン」

十把一絡げに薙ぎ倒し、アニェーゼは手首と蓮の杖を残して回廊の瓦礫を墓標とし、神の御元へ送られた。

ルチア「異教徒オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!」

白井「っ」

白井が車輪を振り下ろすルチアの鳩尾に掌底を放つと同時に空間移動させ、ルチアは回廊に埋め込まれた。




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