過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 22:29:59.97 ID:BX4MDBAAO
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アウレオルス「――断頭台を錬成!数は五十!標的は天草式!」

そしてアウレオルスも螺旋階段踊場にて、上方から進撃して来る天草式に対し、ギロチンの刃を錬成し――
それらをブーメランのように射出するも天草式は壁面、通路、牢獄を障害物として身を潜め攻撃を往なす。
空爆によって痛手を受け、かつ指揮官が不在だったアニェーゼ部隊の不意を打ったようには事は進まない。

アウレオルス「(奮然。このままでは契約の時に間に合わん)」

つい今し方も爆撃機が地上を突き破って地下へ墜落して行ったが、白井達の旗色が良かろうはずもなく――

天草式A「ぐっ!?」

天草式B「がっ?!」

天草式C「新手か!」

攻め倦ねるアウレオルスが焦燥に駆られ、一か八か打って出ようとした矢先に響き渡るは、銃声と断末魔。
螺旋階段より正確なヘッドショットで頭を撃ち抜かれた天草式のメンバーが櫛の歯が抜けるように落下し。

アウレオルス「――暗器銃を錬成!数は五十!標的は天草式!」

一方通行「どけェ!三下がァァァァァァァァァァァァァァァ!」

階段上部よりベクトル操作で突風を巻き返した一方通行と、階段下部より暗器銃を乱射するアウレオルス。
期せずして天草式を挟撃する事ととなり、その大半が水の手へと落下して行くのを見届けるよりも早く。

一方通行「魔術師か」

アウレオルス「能力者か」

突っ込んで来た一方通行がアウレオルスの喉元に自動拳銃を、アウレオルスが一方通行の眉間に暗器銃を。
それぞれ突き付けながら睨み合う。いずれにとっても敵か味方か、銃口よりも冷たい眼差しで値踏みして。

海原「――そこまでですお二方。どうやら自分達の利害関係は一致しているようです。矛を収めて下さい」

互いに銃口を向ける二人の間に割って入って来たのは海原光貴。だが二人の指先は引き金にかかったまま。

アウレオルス「判然。学園都市側か。私の名はアウレオルス。君達とは違う所から指令を受けている者だ」

海原「では貴方の背景と目的は?一体誰が、何の為に彼女を?」

白井を助けたいアウレオルス、御坂を救いたい海原、いずれでもない一方通行による三竦みの膠着状態は。

アウレオルス「歴然。アレイスター・クロウリーの遺志を継ぐ者だ。その者が私の記憶を蘇らせてくれた」

奈落より天蓋まで吹き上がる、爆撃機の火柱によって破られた。




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