過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 22:34:16.77 ID:BX4MDBAAO
〜24〜

御坂「………………」

白井「お姉様、当分の間学園都市には戻れません。暫くはスイスで静養なさいましょう。そうですわね?」

海原「ええ。親船新統括理事長が渡りをつけてくれていますよ。自分と結標さんが随伴する予定でしたが」

結標「(貴女が身の回りの世話をしてくれると助かるわ。学園都市に戻るよりは安全だし。それでね?)」

白井「(皆の安否が気になりますが、お姉様を放ってはおけませんの。それで何なんですの?淡希さん)」

アウレオルス「………………」

結標「(あのスーツの人はどこの誰で、どう扱えばいいの?)」

テムズ川下流にて、一行は乗り込んで来た超音速ステルス爆撃機を取り囲む形で出発の準備を進めていた。
白井は物言わぬ御坂を抱え、結標が耳打ちし、海原は通信機を弄り、一方通行はアウレオルスを見ていた。

アウレオルス「HsF-00を錬成。数は一機。これで良いだろうか」

白井「(……言われてみれば確かに。いくら切羽詰まっていたとは言え、何故わたくしはこうも簡単にこの殿方を信じて――)」

そう、結標が突入時に大破させてしまった爆撃機を、アウレオルスが黄金錬成で作り直してしまったのだ。
お陰でイレギュラーであったアウレオルスと白井も置き去りにされる事なく脱出出来そうではあるのだが。

一方通行「上出来だァ。それでさっきの話の続きになるンだが」

アウレオルス「………………」

一方通行「アレイスターの遺志を継ぐ者ってのは何者なンだ?」

対岸で炎上するロンドンを背にし、一方通行がアウレオルスに向き直り、空気が再び硬質な物に変化する。
アレイスター・クロウリー。既に死した『最悪の魔術師』にして『最高の科学者』にして『最低の人間』。
その遺志を継ぐと名乗る者が、アウレオルスの記憶を蘇らせ、御坂を救い出す事を命じたと言う。そして。

海原「おかしいですね?こちらコールサイン“フランキスカ2”ミッションコンプリート。応答願います」

訝しむ一方通行、首を傾げる白井、眉を上げる結標、通信機を持つ海原を前にそれはノイズと共に現れた。

『うふふ☆』

全員「!?」

距離にして九万キロ、時差にして九時間を経て『女王』は復活する。『女王』は帰還する。『女王』は――




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