過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/17(土) 22:59:03.73 ID:BX4MDBAAO
〜71〜
鳴護「何度見てもこれが現実だなんて思えない。思いたくない」
シャットアウラ「しかし事実だ。私も最初は目と正気を疑った」
人間の躯と天使の骸、血痕と弾痕、墓標と瓦礫が降り注ぐ灰ではなく降り積もる雪により覆い隠される。
エンデュミオンとラジオゾンデ要塞が地上に落ちた爆心地にて、二人の少女が花を手向けにやって来る。
一人は鳴護、一人はシャットアウラ。その手にはアスフォデルス。『不凋花』とも言われる百合科の花。
天国に咲くとも黄泉に咲くとも墓場に咲くとも死の灰に覆われた谷に咲くとも言われる真白きの弔花だ。
鳴護「美琴ちゃん達の言うシナリオの通りにやればみんな元通りになるんだよね?人も、世界も、全部」
シャットアウラ「俄かに信じ難いが、あの二人が私達を魔術サイドから“匿ってくれた”らしいからな」
友人である御坂から聞いた話。それはかつて鳴護を殺そうとしていた魔術サイドが戦争を仕掛けて来た事。
インデックスと上条と袂を分かつ事になったと言う事。世界中が学園都市を敵視していると『聞かされた』
シャットアウラ「その上、お父さんに会わせてあげるだなんて」
〜71.5〜
食蜂『私が貴方の望みを叶えてあげるわぁ。アウレオルスさん』
あれは私が記憶を奪われ、顔を変えられ、『アウレオルス=イザード』ですらなかった十ヶ月前の出来事。
気付いた時、トランク一杯の大金を手にし、それを糧に各地を放浪した。自分のルーツを探し求める為に。
そんな時だ。私の英語がクイーンイングリッシュであると旅先で指摘され、私はイギリスへと舞い戻った。
ヒースロー空港で彼女達と出会い、御坂美琴が私の車の窓から外を眺め物思いに耽っている間、彼女が――
あの心理掌握と言う能力で私の記憶を読み取り、蘇らせてくれた。こいつは使えるとでも思ったのだろう。
会話している間も彼女は私の脳にリモコンを介して語り掛け続けた。傍目には地図を読むふりをしながら。
食蜂『貴方の記憶を奪い、インデックスさんを奪い、全てを奪った“二人目”の上条さんを憎いと思う?』
天使のような声音で
食蜂『やり直したいとは思わない?インデックスさんとの出会いを、“二人目”の上条さんへの復讐力を』
悪魔のように囁いて
食蜂『私が貴方の“世界”を変えてあげるわぁ。アウレオルス』
私に手を差し伸べた
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