過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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[saga]
2013/08/17(土) 23:10:28.67 ID:BX4MDBAAO
〜79〜
刹那、駆け抜けた閃光が音を置き去りにして神裂の上半身をもぎ取り、下半身の全てを雪面にぶちまけた。
白井「――……えっ」
砲弾初速1030m/sec、連発能力8発/min、着弾分布18.9mm、不可避の速攻にして――
シャットアウラ「AIMバーストすらもこの為に捨て駒にするか」
シャットアウラの光学迷彩機能搭載の機動兵器上からの不可視の強襲が、神裂の命を刈り取ったのである。
呆けたように白井が射線から割り出した先、グラウンド・ゼロの横倒しになったビル上からの50m狙撃。
「文句なら操祈に言って。あいつが立てるプランってエグいの」
少女が目を落とすは自分の両手。そこに刻まれた聖痕はたった今消えた。上条の放った『神浄』によって。
両手のみならず両足、左脇腹に施された『サンヘドリンの最終決定』。71人の魔術師による能力の封印。
世界が滅んで尚解けなかった呪縛が、アウレオルスですら匙を投げた呪詛が、たった今解き放たれたのだ。
御坂「あんたには関係ないって言ったじゃないの“白井さん”」
『学園都市第三位』『レベル5』『最強無敵の電撃姫』『常盤台の超電磁砲(レールガン)』御坂美琴が。
〜79.5〜
結標「――そんな!?」
白井「……お姉様?!」
御坂「それにあんたも」
神浄「か、ん、ざ、き」
ビルから電磁力の反発を利用し飛び降り、ばらまかれた神裂の内蔵をジグソーパズルのように集める……
上条の前に御坂が降り立つ。その背中には聖ジョージ大聖堂で顕現した1万31枚の羽根から成る片翼。
御坂の絶望の産物、妹達の死、それを表すかのように復讐を意味する一輪の黒百合(ブラックサレナ)。
御坂「そんな顔しないでよ白井さん。私は別に操祈に操られてる訳でも弱味を握られてる訳でもないわよ」
誰もその場を動けない。口を開けない。頭の中ではわかっていた。しかし心の中ではわかっていなかった。
御坂が敵に回ったのだと言う認識が徹底していなかった。浸透していなかった。覚悟しきれていなかった。
御坂「私はもうあんた達の仲間じゃないわ。先輩じゃないわ。友達じゃないわ。ルームメイトじゃないわ」
敵であった結標も、味方であった白井も、その場にいる誰もが。
御坂「誰にも私の復讐の邪魔はさせない。世界を敵に回しても」
自分達の知る御坂美琴(げんそう)はもう終わったしまったと。
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