過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 23:54:51.92 ID:BX4MDBAAO
〜110〜

御坂「当麻当麻当麻バカバカバカァァァァァァァァァァァァ!」

食蜂「上条さん上条さん上条さんうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

上条「何ですと!?」

右腕に御坂がすがりつき、左腕に食蜂がぶら下がり、間に挟まれた上条は訳もわからぬまま押し倒された。
助けを求めようにも芝生を刈っている父は目を逸らし、玄関先に出て来た母はあらあらと笑うばかりで――
右隣から買い物帰りの御坂の母が指差して大笑いし、同じく会社帰りの御坂の父が娘はやらんと歯軋りし。

上条「何がどうなって。とりあえず二人とも涙と鼻水拭けよ!」

いつから自分はライトノベルの主人公のような、ちょっとした能力とたくさんの女の子に囲まれるような。

上条「(何がどうなってんだ?夏休みにやったエロゲーか?)」

そんな『特別』になれたのだろうかと訝る。無理もない。ここにいる上条当麻は『普通』の高校一年生だ。
世界を救うどころか夏休みの宿題にさえ悪戦苦闘し、見た目も成績も人より秀でた所などない。だがしかし

上条「――ただいま」

この二人には上条当麻でなくては駄目なのだ。他の誰でもなく他の何でもない、『上条当麻』でなければ。

〜110.5〜

エイワス「……アレイスター。どうやら私の買い被りだったようだ。あんな普通の少女を神を殺したなど」

ご近所さん達が俄かに集まり出し、あそこの息子さんはとんでもない女誑しですわと囁き合う電柱にて……
エイワスはこめかみを揉み解しつつ深い溜め息を吐く。これが頭痛かと言う新たな発見を除いてこの世界は

エイワス「否、まだ何かあるはずだ。結論を出すにはまだ早い」

ここに来るまでに様々な世界線を越えて来た。上条と麦野が共にアレイスターの野望を打ち砕く世界線……
結標と姫神が結ばれ学園都市を救う世界線もあった。だがこの『新世界』は根本的に何かが違っていると。

御坂「良い!?約束通り偶数の日は私、奇数の日はあんただからね?!抜け駆けとか独り占めは無しよ!」

食蜂「アハハハぁ、約束は守るけど選ぶのは上条さんでしょう?末長くよろしくお願いします♪チュッ☆」

上条「!」

御坂「抜け駆けすんなやゴラァァァァァ!あんたも何で鼻の下伸ばしてデレデレしてんのよこの浮気者!」

上条「よせ!石はよせ御坂!ちょ、待っ、不幸だぁぁぁぁぁ!」

そしてエイワスは再び飛び立つ。新世界の成り立ちを知る為に。


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