過去ログ - 上条「ハッター軍曹?」〔バーチャロン〕
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[saga]
2013/09/09(月) 03:44:26.31 ID:tGrVFnAv0
上条「一人で行くのか!?」
ファイ「…言ったでしょ?慣れっこなの♪すぐ終わらせるから、あなたは、自宅に戻って、みんなと一緒に寝てなさい。そうすれば、みんな寝てました!ってことで、色々とうやむやになるから」
上条「でも、一人でなんて、行かせられるかよ!ここでお前を行かせたら…俺は絶対に後悔する!」
ファイ「うぐぅっ…一緒に来てくれるの?」
上条「二人の方が、効率いいだろ?それに、幻想殺しで消えるんだ。俺がここで行かない手があるかよ」
ファイ「う…ん、うん!そうね♪お願いしちゃおっと♪」
上条「任しとけ!じゃ、色々と教えてくれるんだろ?」
ファイ「そうね、みんなが何で眠ったか?ヤガランデの幻影とはそもそも何か?こんなもんかしら?」
ファイ「まず、何で眠ったか、コレは、ヤガランデの幻影が発する、強い念の力によるものなの。一種の暴走といってもいいかしら?それが、睡眠障害を引き起こしているの。でも、害は無いわ。無事解決すれば元通りになるわ」
上条「そっか…本当によかった…」
ファイ「まだあるわ。二つ目、ヤガランデの幻影発生には、とある原因があるの」
上条「原因?」
ファイ「そう。その原因は…」
上条「…」ゴクリ…
ファイ「私の姉の能力なの」
上条「姉!?フェイの姉さんが犯人だってのか!?」
ファイ『あ、フェイって呼んでくれた…』
ファイ「そうなの…姉は、見かけは私よりも小さいし、精神年齢も低いけど…恐ろしく強い力を持ってるわ」
上条「そんな…何故、姉妹喧嘩なんか…それに、なんたってこんなところで!」
ファイ「ち、違うの!悪気があってやっている訳じゃないし!喧嘩でもないわ!」
上条「でも、無関係の人を巻き込んじまってるじゃねぇか!」
ファイ「だから…私が止めるのよ…」
上条「!…ごめん」
ファイ「いいよ…ねぇ、精神障害ってあるでしょ?とりあえず普通ではない精神のこと」
上条「ま、まさか、フェイの姉さんは…」
ファイ「うん………いつもは可愛くて、優しくて、すごくいい子なのよ?……でも、何かの拍子に、喜怒哀楽、感情のどれか一つでも高ぶると、あんな幻を出しては、自分の気持ちを表現しているの」
上条『幻を出す能力…聞いたこともないな…』
上条「…本人はいま何処にいるかわかるのか?」
ファイ「わからなきゃあなたを助けられなかったもの。あの子の出すヤガランデの幻影の場所は感じとれるんだけどね…あの子は、常にちょこまか動くから…見当もつかないわ」
上条「でも、姉さん捕まえたほうが早くないか?」
ファイ「そうできたときもあったよ?でも、大抵捕まえる前に、幻影を全部倒しちゃうのよね…それで逃がして、振り出しにもどって…怪我もしたし、死に掛けたこともあったかな…」
上条「大変だったんだな…よし!俺に任せろ!子供の扱いは、こっちも慣れっこだ!」
ファイ「頼もしぃ!じゃ、暗いのもこの辺にして、明るく行きましょ!明るく」グイッ!
上条『う、腕を組んで!?…たぶん、年下だよな?…で、名前的に外人で、ピンク髪でツインテ…で、美人でスタイルもいい…そして何より…メタルじゃない、ぷにぷにな肌…がんばれ!!上条当麻!!』
上条『っと!煩悩に振り回されてる場合じゃない!考えてみりゃ、街そのものが寝てる。やばい状況だ。今はフェイを信じて、進むしかない!』
マダオ「決意は、固めた…だが…一方…奇妙な…出会い」
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