過去ログ - 朝日奈「さくらちゃんのバカァ!」さくら「我の台詞だ!」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/08/18(日) 14:39:34.79 ID:saby7qqI0
 希望に満ち溢れた学園生活。
モノクマなんて知らない、コロシアイなんて知らない。
そんな幸せな学園生活が。

 僕らにはあった…。
これは、『希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件』よりも少し前の。
僕たちの、2年生の夏の。とある昼休み。


朝日奈「さくらちゃんのバカァ!」
さくら「我の台詞だ!この分からずやめ!」

 クラスに響く怒号。
朝日奈さんと大神さんが珍しくにらみ合い、拳を握りしめていた。
朝日奈さんが顔を真っ赤にして大神さんに怒鳴っている。
とても異様な光景だった。


葉隠「なななな!何だべ!?突然びっくりだべ!」
舞園「どうしたんですか?仲の良い二人が喧嘩なんて!」


 クラス中がどよめく。皆が各々で顔を見合わせる。
それほどまでに、今目の前で舌戦を繰り広げる二人が、皆は信じられなかった。


 そもそも。
 2人は本当に仲が良い。
簡潔に言うなら、大神さんと会いたければ朝日奈さんを探せばいい。
そう言えるほど二人はほとんどの時間、一緒に行動する仲なんだ。

 同じクラスの皆もそう認識しているからこそ、戸惑いを隠せなかった。

十神「おい、苗木。なんとかしろ。食事が出来ん!」
苗木「えぇっ!僕!?」

 不意に十神くんが僕を睨みつけた。
多分。十神くんも心配なんだと思う。でも、正直彼がここで仲裁に入るのは『キャラ』じゃない。

そんなときに便利なのが僕。なにかとこういうパシリ役をやらされる。
まあ、それが僕の『キャラ』って奴だと自負してる。
そんな感じで、十神クンに背中を押されるような形で、あの二人の仲裁へ行く。


 でも、実際僕も気になることではある。
なんで、そんなに喧嘩しているのかっていう、理由が。


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