過去ログ - ほむら「もう一度だけ逢いたい」
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12: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 20:12:12.99 ID:3zfOmQ280
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刹那。ほむらの目の前が淡い光で包まれる。
光の中で、優しく微笑みながら、手を包み込んでいる。


――少女


「また会えたね」

内側から、暖かい声が響いた。全身が暖かく思えた。
目のなかに同年代の少女像が現れる。

ほむらは彼女が身に着けているリボンがお揃いだと気づいた。
そして、どこか懐かしみを感じる桃色の瞳を目に焼き付けていた。

「わたしたちは、どこかで――どこかで会ったことあるの? 私と」

「うん。そうだよ。わたしはあなたの、最高の友達。
元の世界に戻っても、リボン 付けてくれてたんだね。嬉しい、な」

「わたし、もうお仕舞いナの?独りぼっチなノ?」

「独りじゃないよ。みんな、みんないつまでも私と一緒だよ」



『日本語すらままならない状況。濁り切る直前に見られる兆候らしいぞ』

『元の世界・・・別の世界でリボンを受け取ったということね』

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