52: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/22(木) 01:07:18.60 ID:0XUtM/kh0
「強いて言うなら、不老不死が一番近いわ。
だって残りの二つ、志筑さんなら簡単に実現出来るでしょう?」
「不老不死ですか――うんうん、わかりますとも。
永遠の美貌というものは私達女性の憧れですよね」
「時じくの香の木の実」
「?」
「聞き流して頂戴」
酷く落胆するほむら。トキジクノカグノコノミ――何かのアナグラムではないか、と
仁美は頭の中でパズルを組み立てる。しかし、止まらぬ吐き気が思考を邪魔する。
体中から冷や汗が止まらない。仁美は核心を突くであろう話題を出すことにした。
「時に暁美さん。不老不死になったらどうなさいますか」
「そんな易々と仮定しないでくれる? 虫唾が走るわ」
仁美は必死に別の解釈を探し始めた。
ここで怒らせては元も子もない。右手にも力を入れる。
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