942: ◆bvqVN1tP96Fx[sage saga]
2013/10/21(月) 23:33:59.12 ID:Cl4WnM5y0
■復讐悲劇
見滝原中心地区の一角。幅広い車道に少女が放り出されていた。
二人仲良く、姉妹のように仲良く、家族のように仲良く。
杏子
「悪夢を見ているみたいだ。朝方から記憶が無いし、もう日が傾いてやがる」
さやか
「あたし達御崎さんの看病をずっとしてたよね――」
杏子
「わからねえ、でも全部アイツの仕業だろうな」
さやか
「全くだよ。ちょっと見ないうちに腐りきっちゃって」
杏子
「殺るしかないと前から思ってたんだ。そんだけの罪を背負ってる」
さやか
「もう躊躇わないよ。かつての友人としてそれだけの責務があるんだから」
杏子
「友人ねえ。そんじゃ冥府の果てまで付き合ってもらおうか」
さやか
「友人だった、だよ。何が何でも勝たないとクラスのみんなに示しがつかないよ」
青と赤は一瞬で魔道装束を纏った。
完全にベテランといったところ、歴戦の勇士のごとき立ち振る舞い。
青はカットラスを、赤は槍を、それぞれ肩に担いで余裕の表情を浮かべている。
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