過去ログ - アルミン「カタクリコX」
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48: ◆0Lav.Bhf0A[sage]
2013/09/03(火) 17:01:00.08 ID:OXQNcfHl0
アルミン「・・・つまらない昔話だよ?」

アルミン「昔々ある所に金髪の少年が居ました・・・」

 アルミンは金髪の少年の物語を続ける
 
ベルトルト「(・・・巨人に故郷を奪われ)」

マルコ「(王政府に家族を奪われ・・・)」

ベルトルト「(同じ逃げ延びた人間に自分自身すら奪われそうになっただと?)」

マルコ「(しかも自分の問題だと親友の2人にも話していないなんて・・・)」

2人「「(もう駄目だ)」」

アルミン「そしてその少年は常に睡眠不足で妄想ですら男を登場させられなくなりましたとさ」

アルミン「『終わらない』」

アルミン「・・・ただ守られるだけの弱虫な少年の話だよ」

アルミン「どうしたのさ 嗤える話だろ?」

アルミン「嗤ってよ」

アルミン「・・・なんで泣いているんだよ?」

アルミン「マルコ」

マルコ「・・・大切なものを奪われ続けて」

マルコ「それでもなお 泣きもせずに立ち向かっている勇気のある少年の代わりに だ」

アルミン「ベルトルト」

ベルトルト「泣くこともせず どうすれば同じ人間を作らずに済むか考え続けている」

ベルトルト「底無しに優しい少年の代わりに だ」

アルミン「そんなに格好良い話じゃなかっただろ・・・」

マルコ「いくらアルミンでも」

ベルトルト「その少年を辱めることは」

2人「「許さない」」

アルミン「なんだよ2人とも・・・」

アルミン「僕はどうすればいいんだよ」

マルコ「・・・君もその少年の代わりに泣けばいいよ」

アルミン「・・・じゃあそうするよ」

アルミン「その少年はきっと・・・」

アルミン「少年は・・・」

アルミン「僕は!」

アルミン「怖かったんだよおぉおお」ボロボロ

 3人はとても格好悪く泣き続けた
 
 そしてアルミンはそのまま眠ってしまった
 
 その顔には安堵が浮かんでいた



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