123: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:11:01.23 ID:qsOOelxu0
京介「お、分かったぞ。 今お前はこう思っている」
京介「京介と繋がって嬉しいな。 えへへ」
京介「な?」
124: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:11:28.28 ID:qsOOelxu0
桐乃「えーっと。 あれ?」
桐乃「あ! あそこ!」
桐乃が指差す先には鍵……と、穴。
125: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:11:55.96 ID:qsOOelxu0
京介「……よし、まだあの位置なら大丈夫だ。 ゆっくり取れば大丈夫」
桐乃「早くしてって! あんたと手錠で繋がれるとかチョーやだ!」
酷い彼女で酷い妹だ。 俺はお前と繋がれてても嫌じゃないってのに!
126: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:12:22.89 ID:qsOOelxu0
……あ、やべえ。
桐乃はそのまま床に倒れそうになり、俺は振り向き、慌ててそれを受け止める。
桐乃が無事なのは良かった。
127: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:12:54.51 ID:qsOOelxu0
桐乃「どーすんの、これ」
京介「……俺だって泣きたいぞ。 言っておくけど、こんなエロゲーみたいな展開は最悪だ」
さっきは嫌じゃないとか考えた物の、動き辛いったらありゃしない。 俺が右手を動かせば、桐乃の左手も一緒に動き、桐乃が左手を動かせば、俺の右手も一緒に動く……と。
128: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:13:26.34 ID:qsOOelxu0
桐乃「もーマジ最悪」
桐乃の顔が若干嬉しそうに見えるのは気のせいということにしておこう。 気のせい気のせい。
京介「……あ、スペアの鍵とか、あやせ持ってるんじゃねえのか?」
129: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:14:08.10 ID:qsOOelxu0
桐乃「あ、ご、ごめん。 つい」
そう素直に謝られてしまうと、なんだか俺が悪いことをした気分になるっての。
京介「別に良いって。 で、あやせに連絡するんだろ?」
130: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:14:36.91 ID:qsOOelxu0
……マジすか。
京介「いつ帰ってくんの?」
桐乃「……明日の午後」
131: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:15:04.82 ID:qsOOelxu0
京介「そうするしかねえだろ! だって鍵は取れないし……あやせが戻ってくるのを待つしか無いじゃん」
桐乃「……もし、あやせがスペアの鍵持ってなかったら?」
京介「そりゃあ……」
132: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:15:30.79 ID:qsOOelxu0
京介「な、なに言ってんのお前!? それは色々マズイことになるだろ! お前だってこの状態じゃ学校行けないし、モデルの仕事もできねえぞ!?」
桐乃「ぷ。 冗談に決まってるでしょ。 なに慌ててんの? ふひ」
ずっと桐乃が近くに居る所為か、なんだか変に緊張しちまうな。
133: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:16:16.27 ID:qsOOelxu0
桐乃「今更なに? ボケが始まりでもしたの?」
京介「いや……俺の記憶が正しければ、今日って」
嫌なことを一つ、思い出してしまったぞ。
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