過去ログ - 桐乃「行ってきます」
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150: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:27:36.15 ID:qsOOelxu0
沙織「ですが、そういうのには大体鍵が付いているのでは?」

京介「それなんだけど、一個あった鍵を……失くしちまってな。 元々はあやせの物だから、あいつがスペアの鍵を持ってくれてたら助かるんだけどさ」

沙織「ほほう……なるほどですな。 それで、もし持っていなかった場合は?」
以下略



151: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:28:51.61 ID:qsOOelxu0
桐乃「ね、ねえ。 京介」

そんな俺の考えなんて知らずに、桐乃は言いながら俺の服の袖を空いている方の手で引っ張る。

京介「どした?」
以下略



152: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:29:20.96 ID:qsOOelxu0
京介「桐乃?」

桐乃「だ、だから……」

何かを訴えるように桐乃は俺のことを上目遣いで見る。 この妙な緊張感は一体何だ……。 桐乃が何を言いたいのか、分からないぞ。
以下略



153: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:29:47.18 ID:qsOOelxu0
桐乃「……」

桐乃は返事はせずに、黙ったまま一度、首を縦に振った。 つまりは肯定。

同じ性別だからこそってか。 そういうことね。
以下略



154: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:30:14.66 ID:qsOOelxu0
桐乃「そ、それはムリだけど……」

京介「だったらしょうがないじゃねえか。 ほら、行くぞ」

桐乃は渋々頷き、俺と一緒に立ち上がる。
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155: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:30:41.46 ID:qsOOelxu0
そうだ。 変に意識するからこんな妙な空気になっちまうんだ。 平常心、平常心。

桐乃「じゃ、じゃあ入るから……その、そこで待っててね」

京介「お、おう……」
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156: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:31:11.42 ID:qsOOelxu0
京介「……どした?」

桐乃「……届かない」

ううむ。 この状況でその言葉を使う意味は。
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157: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:31:38.20 ID:qsOOelxu0
京介「分かった! もうここまで来たらヤケだな! 任せろ桐乃!!」

「たかがトイレ一つで騒々しいわよ。 もう少し静かにいちゃついて頂戴」

と、俺が叫ぶとすぐに今の方から黒猫の声が聞こえて来る。
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158: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:32:09.48 ID:qsOOelxu0
そんなことを思い、トイレの中へ入った。

トイレの中へ入った。

いやきっつ!! これかなりキツイぞ!? そりゃあ、昔……桐乃がまだ小さい時。
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159: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/21(水) 13:32:37.72 ID:qsOOelxu0
京介「……えーっと」

桐乃「……こっち見ないでね」

京介「み、見ねえよ。 アホ」
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