694: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:01:46.47 ID:/Kl/cfxA0
桐乃は小走り気味に台所へ行き、お茶を取って来る。
今回はしっかりコップが二つ。 片方はお茶でもう片方の手には水。
前みたいに口移しで……みたいな展開にはならないようで安心。 てか、片方は水?
695: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:02:13.18 ID:/Kl/cfxA0
少し変か……?
京介「おう、さんきゅー」
そうは思いつつも、俺は言い、桐乃からお茶を受け取る。
696: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:02:49.03 ID:/Kl/cfxA0
桐乃「あああー。 ごめんね、お兄ちゃん」
京介「……は、はは」
もう笑うことしか出来ない。 お兄ちゃん怖いよ。
697: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:03:23.57 ID:/Kl/cfxA0
京介「良い! 自分でやるから良い! マジで大丈夫!」
それから数分の間、ズボンを脱がされまいとする俺と、脱がそうとしてくる桐乃。 そんな攻防が繰り広げられるのだった。
……なんだこの図。
698: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:03:51.90 ID:/Kl/cfxA0
桐乃「……どうしてもぉ?」
京介「ど、どうしてもだ!」
こんな小動物みたいな奴と一緒に風呂なんか入ったら、正直言ってヤバイ。 今日の桐乃はいつもよりスキンシップを取って来るし、どうなるか俺でも分からないっての。
699: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:04:28.56 ID:/Kl/cfxA0
桐乃「あー。 えへへ。 お兄ちゃんと一緒のところが良かったの。 ダメ?」
京介「だ、駄目では無いけど……」
桐乃「ほんとに!? やったぁ!」
700: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:05:35.93 ID:/Kl/cfxA0
桐乃「うん!」
そんな背中に掛けられる桐乃の元気良い声を聞き、俺は苦笑いをするしかなかった。
少し早めの風呂となってしまったが、まあ良いか。
701: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:06:11.97 ID:/Kl/cfxA0
ふうむ。
……いつも酷い扱いされてるし、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ仕返ししても良いんじゃね?
つっても、酷いことをするつもりは無いけどな。
702: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:07:41.79 ID:/Kl/cfxA0
京介「……おお。 お前、そこで待ってたのかよ?」
風呂場から出て、着替え、洗面所を出る。 するとすぐそこで桐乃は待っていた。
桐乃「うん。 お兄ちゃんに早く会いたかったの」
703: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/31(土) 13:08:15.72 ID:/Kl/cfxA0
桐乃「な……!」
桐乃「……も、もう……い、いいいきなり撫でないでよぉ」
やべえ、普通に可愛いぞこいつ。
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