848: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:00:29.21 ID:W+T1XeMX0
京介「……手錠とかどうやって用意すればいいんだよ。 さすがにあやせに「なあ、あやせ。 少し手錠を貸してくれないか?」なんて言えんよな」
言ったら多分、ガチで通報される。 そんで俺は間違い無く捕まる。
ううむ。
849: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:01:01.47 ID:W+T1XeMX0
京介「もしもし、瀬菜か?」
「ええ、そうですけど。 珍しいですね、高坂先輩から電話だなんて。 桐乃ちゃんに怒られちゃいますよ」
京介「あー、あいつには内緒なんだよ。 少しお前に頼みがあってさ」
850: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:01:34.35 ID:W+T1XeMX0
「……まさか、真壁先輩を貸せとか言うんじゃないでしょうね?」
こいつは全く、何で毎回毎回そんな方向に思考が働くんだよ。 つうか、真壁はお前の彼氏だろうが。
京介「断じてそれは無いから安心しろ。 俺の頼みってのはだな……」
851: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:02:29.48 ID:W+T1XeMX0
「ですが、何に使うんですか?」
「……は! もしかして、お兄ちゃんとそういうプレイを!?」
「それならそうと言ってくださいよぉ! だから桐乃ちゃんには内緒の話なんですね。 安心してください。 私、絶対に言いませんから! でも代わりに報告とかしてもらえると嬉しいです!」
852: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:02:58.84 ID:W+T1XeMX0
そして、次の日の午後。
京介「……やっべえ、すげえ緊張してきた」
本当に大丈夫なのか。 桐乃、怒らないかな?
853: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:03:27.03 ID:W+T1XeMX0
桐乃「たっだいま〜」
と、上機嫌で言う桐乃。
とりあえず、手錠を服の下へ。 先に見つかったらそれはもう面倒なことになりそうだから。
854: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:04:12.74 ID:W+T1XeMX0
桐乃「ちょっと、シカト? 良い度胸してんじゃん」
桐乃は言いながら、俺の背中をゲシゲシと蹴飛ばす。
というか、絡み方が恋人や兄貴に対する物じゃない。 明らかにいじめ現場だ。
855: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:04:40.88 ID:W+T1XeMX0
京介「……何言ってるんだよ? なーんも隠して無いぜ? ほんと。 はは」
桐乃「じゅー、きゅー、はーち、ななー、ろーく、ごー、よーん」
京介「待て待て待て! カウントすんな! ストップ!」
856: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:05:13.63 ID:W+T1XeMX0
京介「分かった。 言う」
桐乃「ふん。 最初からそうしろっての」
京介「俺はな、桐乃」
857: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/08(日) 00:06:01.99 ID:W+T1XeMX0
……つくづく態度が悪い奴だな! いやまあ別に俺はそんなの気にしてないんだが。
ちなみにこの台詞、殆ど黒猫仕込みである。 あいつが「こう言えば桐乃は喜ぶ」とか言って。
正直信じられなかったが、ブログのこともあるしな……少し、信じてみることにしたのだった。
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