93: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:35:56.35 ID:tcCZFDmB0
桐乃「あっそ。 じゃああたし一人でエロゲーやるし」
こ、この野郎め。 絶対分かって言ってやがる。 お前だって俺と遊びたい癖によお!
……でも桐乃の方が我慢強いしな。 こいつは俺がこのままなら、絶対に一人でエロゲーやる気だ。
94: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:36:52.21 ID:tcCZFDmB0
桐乃「シスコンきも〜い!」
京介「文句あっか!」
俺は機嫌良さそうに笑う桐乃を勢いよく抱き締める。 これもなんか、久し振りな気がするぜ。
95: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:37:34.63 ID:tcCZFDmB0
京介「桐乃、俺」
京介「お前がいないと寂しすぎて生きていけねえよ。 一生こうして抱き締めていたいくらいだ」
桐乃「それじゃあたしが死んじゃうっての……色んな意味で」
96: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:38:19.42 ID:tcCZFDmB0
桐乃はそう叫ぶと俺を突き飛ばす。 顔真っ赤じゃねえか。 へへ。
桐乃「か、帰ったらその……膝枕してよ。 やりたかったんでしょ?」
京介「お、おう! マジか!」
97: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:38:38.80 ID:tcCZFDmB0
……あれ?
京介「桐乃、一つ良いか?」
桐乃「ん? なに?」
98: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:39:53.99 ID:tcCZFDmB0
……さてはこいつ。
京介「お前あの時起きてたな!? 狸寝入りだったのかよ!」
桐乃「な、なんのこと? 意味分かんないし〜?」
99: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:40:50.61 ID:tcCZFDmB0
京介「文句は無いけどよ……あんな無防備で寝るんじゃねえって」
桐乃「あんたがどーするか試しただけだし」
まあ良いか……。
100: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:41:17.77 ID:tcCZFDmB0
京介「どっかで減点ポイントでもあったのか?」
桐乃「抱っこして布団まで運んでくれたのは良かったケドね。 最後がダメ」
京介「具体的に何がどう駄目だったのか教えてくれよ。 次の参考にするから」
101: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:42:03.18 ID:tcCZFDmB0
京介「お前、現実とゲームをごっちゃにするなって言ってたじゃねえかよ!」
桐乃「別にごっちゃにはしてないっしょ。 ただ参考として言ってるの。 文句ある?」
京介「へいへい……じゃあ、キスすればいいのか? 今」
102: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/20(火) 13:42:49.90 ID:tcCZFDmB0
……今回は俺も桐乃も、学んだことは確実にあるだろうな。
俺に言えることはひとつだけ。
俺はお前一人居てくれれば、充分だということだ。
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