過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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108: ◆GULJi96aoSzS[sage]
2013/08/25(日) 04:34:47.98 ID:p8Qx37VE0

 その瞬間、

「ピシッ……」

 華やいだ空気に包まれた部室に乾いた音がにわかにこだました……。


 これが号砲だと言わんばかりに、俺はさっと前に向き直る。
 我ながら素早い反応だ。
 これだと100mで世界新を狙えるかもしれない。
 こんなバカな思考でいつまでも気を紛らわすことができるわけもなく、現実の恐怖と向き合わな
ければならない。

 や、ヤバい……。

 もしかして、これって昨日の……。
 落ち着け八幡、落ち着くんだ八幡……。

 紅茶を飲んで落ち着くんだ……。


 そう自分に言い聞かせて、震える手でティーカップを口元に運んだ。
 猫舌の俺にはちょっと熱すぎるが、上品な香りのする液体が口の中に流れ込んで……。

「!」

 この風味ってまさか……。


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