過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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◆GULJi96aoSzS
2013/09/02(月) 07:17:10.35 ID:RzeIM8Nk0
「……仕方ないわね、私が採点してあげるわ」
そう言って雪ノ下は微笑むと肩より垂れてくるぬばたまの長い髪を手で掻き上げて、俺の問題用紙と解答とを見比べ始めた。
そんな雪ノ下の姿を見つめていると無意識のうちに何かを掴んでいた。
雪ノ下の問題用紙だった。
一枚めくってみると、まるで雪ノ下の美しさをそのまま表したような文字で計算式が整然と書かれていた。
思わず息をのんでその文字に見惚れてしまった。
いつの間にか俺は夢中になって雪ノ下の計算式を目で追っていた。
なんだか物語を読んでいるうちにその世界観に引きずり込まれてしまうのと同じ感覚だった。
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