過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/21(水) 01:41:06.80 ID:DdghrasH0
 紅茶を煎れるのが趣味だというだけあって、雪ノ下が出してくれるのはおいしい。
 確かに紙コップで飲むのより、ティーカップで飲んだら雰囲気も違ってさらにおいしいものになることだろう。
 でも、俺は由比ヶ浜とは違って、好き好んでこの部活に入ったわけではない。
 この部屋にマイカップを置くってことは、俺が奉仕部に入れられてしまったことを肯定してしまうことになってしまう。
 
「帰りにコンビニで紙コップ買ってくるから気にするな」

「紙コップって持つ時熱いのよ。紅茶を煎れる私の身にもなって」

「熱いんだったらコップの上の方を持てばいいだろ」

「嫌よ。私が持ったところに比企谷君の唇がつくと思うと… 気持ち悪い。」

 ふと雪ノ下の指に目が行ってしまう。
 細くしなやかに伸びる指。
 雪のように白く透き通っている。

 でも、こいつの場合かしづかせて手の甲にキスをさせ、服従を誓わさせられそうでなんか怖いな…
 しかも、それが妙に様になっていそうで、俺の理性も吹き飛んでしまうかも…

「比企谷君、私の指を見てまた何か変な妄想をしていない? セクハラで訴えるわよ。気持ち悪い。」
 手をネコ型ロボットのようにグーにして、胸元に押し当てている。

 やがて、その手をグーのまま下ろして再び口を開く。

「ところで、その… 紙コップが切れてしまったからだけではないの… あの… あなたにはいろいろと助けてもらったわけだし…
そ、その… お礼がしたいのよ…」



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