過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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838: ◆GULJi96aoSzS[sage]
2013/10/06(日) 05:37:44.53 ID:CiLAYRtYo


「……それにうちに小町がいなくて寂しがっている奴がいる。カマクラなんかは雪乃がいたら
絶対喜ぶぞ。だって、雪乃は川崎の件のときにカマクラと会話して……」


「何か?」
「何か用?」


 前と後ろから同時に凍り付くような鋭い言葉が飛び出した。
 雪乃と川崎だった。
 まさに前門の虎後門の狼とはこのことだ。


「いや……何も……」


「……馬鹿じゃないの」

 こう吐き捨てて川崎は駅の方向に去っていった。


「どうする、ゆき……」


「猫、猫、猫……」

 雪乃は顎に手をやると呪文のように唱えていた。
 あまりにもおかしいので、俺は笑いをこらえながらじっと見ていた。
 俺の視線に気づくと雪乃は軽く咳払いをした。
 そして、取り繕うようにして言った。


「八幡にごちそうになってばかりだったら悪いから、晩は私が作るというのはどうかしら?」

 雪乃の手料理を食べることができるのだから異論はない。

 俺と雪乃は総武線に乗って家に向かった。




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