過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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934: ◆GULJi96aoSzS[sage]
2013/10/26(土) 19:46:54.70 ID:t4lG1/uao



 そんなことを考えているうちに研究室に着いた。
 中世日本史を扱う研究室だ。

 ドアをノックすると、


「はーい」
「どうぞ」

と2人の声がした。


「失礼します。今日からこの研究室でお世話になる……」


「ああ、君は……」

 いきなり話を遮られてしまった。
 なにこれ、ぼっちには名前も名乗らせてくれないの?
 所変わってもやっぱりぼっちはぼっちなのね。


「比企谷くんだね」


「……へっ?!」

 なんであなた俺の名前知っているの?
 もしかして、「『この目』を見たら110番」って手配書とか回ってきているの?


「なにも驚くことないよ。君はいつも雪ノ下さんと一緒で目立っていたから、教養で時期が被ってる
人間なら誰もが知っているよ」


「あんな美人の彼女といつも一緒にいれば、そりゃ目立つわ」


 なにそれ、俺のステルス性能はいったいどこに行ったの?
 もしかして、俺って雪乃の付属品とかペットとか奴隷とか……、なにかそんな風に認識でもされて
いたの?
 入室した時点でぼっちが確定するものだと端から思っていた俺は混乱した。


「とにかくよろしくね」
「これから、よろしくな」


「……あっ。こ、こちらこそ、よろしくお願いします……」


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