過去ログ - 雪ノ下「比企谷君、今からティーカップを買いに行かない?」
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◆GULJi96aoSzS
[sage]
2013/10/26(土) 20:03:27.98 ID:t4lG1/uao
「やっとできたか……」
雪乃と旅程を練ること3時間、ようやく完成した。
飛行機のチケットとレンタカーの予約は俺が、ホテルの予約は雪乃が行った。
これで旅程が確定したので、先生にメールを送信した。
思わず、ファー……と生あくびが出てしまった。
ここ数日、試験勉強で寝不足になっていたのだ。
「これでばっちりね!」
そう言うと雪乃も大きく伸びをすると俺にもたれかかってきた。
「ところで、雪乃……。玄関で待ち構えていたからびっくりしたんだけど何か用でもあったの?」
ほんと、さっきは金剛力士像よりもおっかなかったぜ。
「そうだったわ……。昨日、八幡の部屋に本を忘れていったの。それを取りに来たのよ……」
「ああ、これか。」
机の端に置かれていた分厚いハードカバーの表紙には小難しい専門用語が書かれていた。
文系の俺には中身がまったく想像できない。
「プルームテクトニクス」って何?。
「プレートテクトニクス」なら知っているんだけど。
おっと……、雪乃の話の途中だった。
「……それで、小町さんに頼んで部屋に上げてもらったのだけれど、偶然この旅程表を見つけてしまって……」
「それで、俺が詰問されたんだな」
意地の悪い口調で返してやった。
「……。もういいでしょ。こんな可愛い彼女と一緒に5泊6日の旅行に行けるのだから」
「まあ、それについては異存はないけどな」
雪乃を抱き寄せて髪を撫でてやる。
いつ触れても手触りがいい。
「小町さんは明日も試験があるのだから、まだ勉強しているのでしょ。隣の部屋でいちゃつくのはどうかと
思うのだけれど」
照れ隠しに俺からパッと離れた。
先にもたれかかってきたのはあなたの方でしょ、雪乃さんよ。
なんとか大学に入ることができた小町は、明後日まで前期の試験があるそうだ。
大学に入っても相変わらずアホの子の小町は、ヒーヒー言いながら毎日勉強している。
そのため、最近毎朝俺以上にゾンビのような目をしている。
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