過去ログ - こずえ「おふく、きせてくれないのー……?」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/22(木) 13:58:46.49 ID:p7godpnD0
こずえ「ぷろでゅーさー……」

モバP「!?こ、こずえ!お前なんて恰好しているんだ!?」

こずえ「おふくぅ……きせてー……」

モバP「わ、解かった!今持ってくるから!だからとりあえず部屋に入ってえっと、毛布でも体に巻いとけ!」ダッ

こずえ「……」ガシッ

モバP「!? ちょっ、こっ、こずえっ? なっ、なんだこの力……」

こずえ「おふく、きせてくれないのー……?」

モバP「だ、だから今着せてやるから!この手を離してくれ!」

こずえ「……ふぅん」

こずえ「……。ねー……ぷろでゅーさー……」

こずえ「……寒いよぉ……寒いよぉ……」

こずえ「……ぱぱぁ」


こずえ「お ふ く き せ て よ ぉ」



「破ァ!!」


 突如として廊下に響き渡る怒号。それまで腕を掴んでいた力が一気に解かれた。

「も、もぅ……大丈夫です……」

 声の方向を見るとちひろさんと小梅が立っていた。ちひろさんが安堵を漏らし、
小梅は倒れているこずえに近寄った。

「よ、良かった……ね、眠っているだけ……」

「一体何がどうなっているんだ……?」

「こ、こずえちゃんの中に、悪い物が憑りついていたんです……こ、こずえちゃんは悪くないです、から」

「……そうなのか」

 不思議と納得できた。それは小梅の普段から垣間見せる霊感からか、こずえのふわふわとした雰囲気からなのか……
最後の一瞬、俺を『パパ』と呼んだ、誰かのおかげなのか……或いはその全てか。

「何はともあれ……助かったよ、ありがとう小梅」

「い、いいえ……これが無かったから、多分、Pさんを助けられなかった……です」

「……なるほど」


 日野茜ドリンクって凄い。改めてそう思った。


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