過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
↓
1-
覧
板
20
10
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/08/22(木) 19:02:43.49 ID:ESoSJTHeo
◇
といっても、まったく話相手がいなくなったわけでもない。
そのあたりは難しいところだ。
俺が所属している部活は文芸部。部員は計七名で、その内三人は幽霊部員。
まともに活動しているのは俺と部長と、後輩の女の子がひとり。残る一人はシィタ派の彼だった。
部長は三年生で先輩だけど、ちまっこい感じで、なんだか小動物的な愛くるしさがある。
背だって低いし、子供みたい。と、本人に言ったら怒られそうなものだけれど。
後輩の方はあまり話したことがないのでよく分からないが、いつも部室の隅の方で本を読んでる。
「……どうしました、せんぱい?」「……あ、えっと、これ、夏休み中の部活の日程表」
というのが俺と後輩が最後に交わした会話だ。
つまり、夏休みに入ってからは一度も話をしていない。
部長の方は頻繁に声を掛けてくれるのだけれど、思うように返事ができず、すぐ会話が途切れてしまう。
要するに、女子と交流があるとかないとか以前に、俺のコミュニケーション能力には欠陥があるのだ。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377165370/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice