過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 18:49:16.61 ID:6bIMMG+Io

「中学のときの同級生なんてたいした数もいないんだから、気付けよ」

 とビィ派は言った。

「でも、あの編入生だって俺のこと覚えてないみたいだったし。たぶん話したことないし」

 というより、ビィ派もシィタ派も、遠目だったとはいえ祭りのときには気付いていなかったはずだ。
 今でも気付いていないかもしれない。まあ言わずにおこう。ほんとうに同じ人物なのかは分からないし。

 そうは言いつつも、内心、自分でも覚えていないことがショックだった。
 シィタ派に彼女ができたときというのは、俺の中ではわりと苦い思い出だ。

 というのも、その子のことが好きだったから。俺が。

 まあ好きといっても話をしたことがあったわけでもないし、一方的にかわいいなあと思っていた程度だけれど。
 中二の秋頃にその子とシィタ派が付き合い始めて、冬に別れて。
 それから彼女は翌年の春に転校していった。そう言われればたしかにそういう記憶もある。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice