過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 20:08:03.52 ID:2i4JNhXpo

 特に面白い話題もなくて、話はすぐに途切れてしまった。
 ビィ派は自分の席につくと顔を埋めて眠りはじめた。

「おまえはなんで眠そうなの?」

 と今度はシィタ派に訊ねてみると、彼は照れくさそうな顔でこめかみのあたりを掻いた。

「部誌の原稿。思うように捗らなくて」

「別に新作書く必要もないんじゃないの?」

「まあ、そりゃ、そうなんだけどさ」

 彼はちょっと考え込むような顔になった。
 ビィ派がいるとそうでもないんだけど、彼と俺だけだと話があまり弾まない。

 まあ、べつにそれで気まずくなったりするわけでもないのだけど。

「なんとなく新しいのを書いときたい気分なんだよ」

 ふうん、と俺は思った。彼にもそういうことがあるのだと初めて知った。






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