過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/08/30(金) 20:08:03.52 ID:2i4JNhXpo
特に面白い話題もなくて、話はすぐに途切れてしまった。
ビィ派は自分の席につくと顔を埋めて眠りはじめた。
「おまえはなんで眠そうなの?」
と今度はシィタ派に訊ねてみると、彼は照れくさそうな顔でこめかみのあたりを掻いた。
「部誌の原稿。思うように捗らなくて」
「別に新作書く必要もないんじゃないの?」
「まあ、そりゃ、そうなんだけどさ」
彼はちょっと考え込むような顔になった。
ビィ派がいるとそうでもないんだけど、彼と俺だけだと話があまり弾まない。
まあ、べつにそれで気まずくなったりするわけでもないのだけど。
「なんとなく新しいのを書いときたい気分なんだよ」
ふうん、と俺は思った。彼にもそういうことがあるのだと初めて知った。
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