過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:26:07.77 ID:p3hev/QMo



 目が覚めたのは夜中の三時頃だった。
 電気をつけっぱなしのまま、うたた寝してしまったらしい。

 すぐにシャワーを浴びて眠ろうと思い部屋を出ると、妹の部屋から灯りが漏れていた。
 
 開いたドアの隙間から覗き込むと、妹はパジャマ姿で勉強机に頭をのせ、椅子に座ったまま眠ってしまっていた。

 声を掛けても反応はなかった。俺は部屋の中に足を踏み入れて、妹の肩を軽く揺すった。
 
 すぐに目を覚ました。ぱちぱちと何度か瞬きをすると、俺の方を眠そうな目で見上げる。

「風邪ひくぞ」

「……うん」

 妹は噛み殺すようにあくびすると、机の上に広げていたノートと参考書を鞄にしまい始めた。
 参考書。

「……どうしたの」

 俺が黙りこんだのを不思議に思ったのか、妹は整理を終えると俺の方をもう一度見上げた。



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