過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
↓
1-
覧
板
20
217
:
以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/03(火) 18:13:07.64 ID:tLGXVJlLo
◇
校舎の中は静まり返っていたし、廊下は冷え切っていた。
誰の話し声も聞こえなかった。そんなに早い時間でもない。人は確かにいるはずなのだ。
それなのに、声も物音もしない。でも気配だけはある。人は確かにいる。
なんだろう。この奇妙な感覚。説明のつかない不穏さ。
錯覚かもしれない。
教室に入る。クラスメイトたちは確かに登校している。
普段通りに話をしている。笑ったり怒ったりしている。
どうしてだろう? そういうものを、いつもよりずっと遠く感じてしまう。
色あせている。音が遠い。何かが起こったのかもしれない。俺の身に何かが。だって変だ。
俺以外のものは全部いつも通りに動いているはずなんだ。
それなのに、どうしてこんなにも普段と感覚が異なるんだろう。
俺の身に何が起こったんだ?
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377165370/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice