過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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254:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:20:18.82 ID:6HVoPzVuo



 自室に戻ったあと、鞄の中を整理していると、ふと部活のことが頭をよぎった。
 
 小説、と俺は思った。それから屋上で彼女と交わした会話を思い出す。

(書けるか?)と俺は自分に訊いてみた。
 ……無理だ、今は。とてもじゃないけど。

(じゃあいつなら書けるんだよ?)と、また自分に訊ねる。

 分からない。とにかく今は現実にどうにかしなきゃいけない問題がたくさんある。
 それを全部片付けてからじゃないと……。

(そんなの、終わるのか?)

 ……いつかは、終わるよ。きっと。

(ひとつ片付けたら、また新しい問題が出てくる。その繰り返しだろ?)

 それでも、片付けなきゃいけない問題は目の前にある。

(根本的な転換が起こらないかぎり、おまえはずっと同じことを繰り返すだけじゃないのか)

 上手い答えが見つけられない。



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